scenario-01

―輝き カオスエネルゲア



■サガミシティ003 大通り/7:58■

【地図を片手にうろちょろする少年】
まいったなぁ、ここさっきも通った気がするんだけど……。
 都会は似たような建物ばっか並んでてよく分かんないなぁ」
【女の声】
「ちょっと、そこどいてどいてどいてどいてー!」
「うわっ?!」

ドカッ!

>少年の背後から見知らぬ女が突進してきた
【超ミニスカートの女】
いったぁ〜!
 ……ちょっとアンタ!アタシになんか恨みでもあるワケ?!」
「えっ?!そんなぁ……
 アンタからぶつかっといて!」
「アタシは朝からプラプラ街ウロついてる暇なガキとは違う忙しい社会人なのよっ。
 はさなちゃんが減俸くらったらアンタのせいだかんねッ!

 あーんもぅ、おーくーれーるーぅ!!!」
>超ミニスカートの女は走り去って行った
(……行っちゃた。
 
何だったんだろ一体。
 ……ん?)
>女が落として行ったと思われるCEM手帳が落ちている
(あれ?この手帳のマーク、どこかで見たことあるぞ。
 それに、あの人が着てた服も……)                
(って、やべっ!オレも遅刻しちゃうよ!
 入学式早々遅刻で入学取り消されたら洒落になんないぞー!

 警察に届けるのは後回しっ!)   
「あ!
 あのっ、すみません!

 オレ、彗星機士学校に行きたいんですけど、どうやって行けば……」
【通りすがりの若い男】
「ハァーーンッ?スイセ〜キシィ〜〜??
 テメ、彗星機士野郎に昨日カノジョとられたオレにケンカ売ってんのかYO!」
「すす……スミマセーン!」
(ううっ……これが都会の厳しさか……)


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